住まいのおもしろ用語集

住まいに関する専門用語をホームインスペクター(住宅診断士)がわかりやすくご紹介します。

ぜひご参考にしてください。

クラック

外壁や基礎に発生するヒビのこと。太さや深さなどをもとに不具合の度合いを確認します。
髪の毛くらいの太さのものは「ヘアークラック」と呼び、0.3mm以下のものを指すことが多い。ちなみに日本人の髪の毛の太さは0.05~0.15㎜程度。

二世帯住宅

上下、または左右など一定のエリアをわけて二世帯の家族が住む住宅のこと。水回りがたくさんあって配管が多く、建物が広いことが多いので、床下の調査が大変にやりがいがある。

オートレーザー水準器

自動で水平垂直のレーザー光線を出す機械のことで、建物の水平垂直を測定するのに使用する。
見た目がかっこよく最もプロっぽさが出る機材なので、お客様から「おお~、すごい!」と言われることも多い。言われると少しうれしい。

地盤沈下

地盤が何らかの理由で沈むこと。多くの場合、建物も一緒に傾いてしまう。中古住宅でみつかる地盤沈下はそれ以上沈むことは少ないと言われる。新築で見つかると少し言い出しづらい。

自撮り棒

よく若者や外国人が自分たちを撮影するために使っている、カメラやスマホが取り付けられる棒。ホームインスペクターはバルコニーなどから自撮り棒を使って屋根を撮影する。中年以上のホームインスペクターのほとんどは、本来の使い方をしたことが無い。

押入れ

奥行き90cm程度で和室に付属していることが多い物入の総称。某和製ホラーを観たあとは、空き家の押入れを開けるのに勇気がいる。

点検口

床下や屋根裏などを覗いて点検するために付けられたフタのようなもの。あると建物の点検がすごくスムーズになる。太りすぎると進入することが大変なので、ホームインスペクターは自己管理がとても大切。まれに太っていても自由に床下を動ける者もいる。

LDK(エルディーケー)

リビング・ダイニング・キッチンの略称で、家族が団らんする場所。テレビの出現やPC出現、ダイニングで勉強の流行などにより、世代によって持つイメージが変化している。

スキップフロア

一つの階の中に段差を作って空間をわける手法。ルンバの敵。

シロアリ

木造住宅最大の害虫で、木材を食べる。アリとは名ばかりでゴキブリの仲間。これを伝えるとますます嫌いになるお客様が多い。外来種の中には屋根の方から食べるアリもおり、その種に対して有効な手立てはほとんどない。

寒い家

日本の住宅は先進国の中では寒さに弱いとされている。寒さ対策で一番有効なのは窓の断熱化をすること。日本で一般的に使われいてるアルミサッシは「アメリカでは犬小屋にしか使えない」と揶揄されている。

暖かい家

2020年以降の新築住宅は断熱施工の最低基準が法律で定められることになった。むしろこれまで定められていなかったことに驚きである。

エアコン

最も省エネ性の高い空調機器がエアコンである。エアコンは暖房時には外の熱を室内に運び、冷房時には室内の熱を外に運ぶ「ヒートポンプ」という仕組みで室内の温度を調整しており、ずば抜けて効率が良い。最近は家電量販店でものすごく安く買えるので、コスパも良い。

雨は紙で防ぐ

雨漏れが発生しないように建物は様々な方法でや材料で守られているが、主に雨を防いでいるのは防水紙と呼ばれる紙である。本当にぺらぺらの紙である。折れるし破れるような紙で建物は守られている。

新耐震基準

1981年6月以降に確認申請を受けた住宅を一般的に「新耐震」と呼び、一定の水準で耐震化をした設計がされている。さらに2000年以降の建物はより耐震能力が強化され、大地震がきても倒壊はしないだろうと想定されいた。しかし、熊本地震で2000年以降の建物が倒壊した事例が発生、建築業界に衝撃が走った。

建築士

一級建築士、二級建築士、木造建築士の三種類の資格がある。二級建築士、木造建築士はそれぞれ設計などができる建物の大きさ等に制限がある。一級建築士であっても住宅が苦手だったり、二級建築士で住宅のエキスパートもいるので、目的と建築士の得意分野を合わせるのが良い。

日本ホームインスペクターズ協会公認ホームインスペクター

NPO法人日本ホームインスペクターズ協会が毎年一度行っている試験に合格した者が取得できる民間資格。数あるホームインスペクター資格の中で最も難易度が高い。受験者の多くは建築士だが合格率は30%程度しかない。

とび

高い場所で働く人たちを「鳶工」(とびこう)と呼ぶ。なぜ鳥の鳶から名前がつけられたのかは不明。腕の悪い鳶のことを「高いところに上ってワーワー騒ぐ」ことから「カラス」と呼ぶ人もいる。

ネコ

工事現場で見かける、手押しの一輪車のこと。ネコのようにしなやかに動けることからついたと言われているが、真相は不明。

トンボ

コンクリートをならす時に使う道具。形がトンボに似ているのでトンボ。

犬走(いぬばしり)

軒先から垂れた雨で、泥が跳ねあがるの防ぐためのもの。日本住宅には古くからあり、コンクリートに限らず玉砂利などでも作られていた。「犬が通れるほどの幅しかない」という意味で名づけられたが、現在の犬走はもっと幅が広いものもある。

蝶番(ちょうばん)

ドアを稼働させる大事な部品。最近では「丁番」と書くこともあるが、もともとは「蝶の番(ちょうのつがい)」から名付けられたらしい。

鴨居(かもい)

和室の襖や障子を取りつけつための横木。なぜ鴨になったのかは諸説あり、そもそも「上居(かみい)」だったのが変化したという説が有力。

モンキータラップ

マンション共用部の点検のために設置されていることが多い、丸パイプのハシゴ。日本語に直訳した「サル梯子」と呼ばれることもある。

ゴーヘイ・スラー

クレーンで荷物を上げ下げする時の合図。ゴーヘイはGo a head、スラーはSlack awayが語源と言われる。ちょっとだけ下げて欲しいときは「ちょいスラー」。ほんのちょっとだけ下げて欲しいときは「気持ちスラー」。もはや謎の呪文。